
~離婚をするときに考えておくべきこと~
親が生活の変化や手続に追われる中、お子さんは、親が離婚に至った理由や状況がわからないこと、そもそも離婚がどのようなものかを、理解できないことも少なくありません。
そのため、不安や落ち込みを経験したり、離婚を自分の責任ではないかと感じたり、親が思いつかないようなさまざまな気持ちを感じるようです。
こどもの不安や心配を解消するために、こどもの年齢に応じて、理解しやすい言葉で状況を説明したり、言葉で伝えることが難しい場合は、離婚をテーマにした絵本を使ったりするのも1つの方法です。
こども向けのページもありますので、参考にしてみてください。
⇒ お父さん・お母さんが別れるのかな…離婚は、(親同士の問題であって)「あなたのせいではない」と伝えることも、こどもに無用な罪悪感を抱かせないために、とても大切なことです。
また、離婚したら一方の親と会えなくなるのではないかと心配するこどももいます。「あなたはお父さん・お母さんにとってこれからも大切な存在であることに変わりない」と伝えるとよいでしょう。
一方的に説明するだけではなく、お子さんの今の不安や心配を聴くことも大切です。
これは、親が知りたいことを根ほり葉ほり聴いたり、どちらの親と暮らすかこどもに決断を迫ったりすることとは異なります。
こどものペースを大事にしながら、気持ちに耳を傾けたり、こどもの様子を見守ったりしましょう。
こどもは、両親の言葉や態度を敏感に感じ取っています。
お子さんの前で争うこと、相手の悪口を言うこと、伝言役を頼むなどして板ばさみにするといったことは避けましょう。
親同士の争いにできる限りお子さんを巻き込まないこと、自分の好きなことができる「こどもとしての時間」を持てることはとても大切です。
こどもを板ばさみにしないためには、親が自分自身をケアする時間を持つことが大事です。離婚で大変な時期も、趣味の時間やセルフケアの時間を持ち、心のバランスを保つようにしてください。
お子さんにとってはどちらも親なので、これからもお子さんを養育していく必要があります。
お子さんやあなたの将来のために、今、相手と子育ての分担や、養育費・親子交流について取決め(共同養育計画書の作成)をすることはとても大切なことです。
こどものための共同養育計画書の作成については、こちらをご覧ください。
⇒ 子育てに関する取決め(共同養育計画)子育ての分担や養育費・親子交流について取り決める際に、こどもの気持ちや意見も聴いて、一緒に考えてください。
こどもは、親から独立した一人の人間です。親とは別の、自分の思いや考えを持っているはずです。
また、こどもは、自分の気持ちや意見を聴いてもらい、話合いに参加できたことで、満足感や納得感を得られます。
そうやってこどもと一緒に取り決めた内容は、長く続けていきやすくなります。
とはいえ、よく分からないことがあったり、相手との話合いが難しかったりすることもあるでしょう。
相手との話合いが難しいときには、弁護士に相談したり、裁判所の調停や民間事業者によるADRを利用したりすることもできます。
調停や審判では、こどもが調停や審判に参加するのを弁護士がサポートする「子どもの手続代理人」という仕組みもあります。⇒ パンフレットはこちら
あなたがお住まいの自治体の相談窓口や、専門家に相談することも考えてみましょう。
お子さんのためにもあなたのためにも、専門家のサポートや窓口、相談先などの情報にも当たってください。
⇒ 誰かに相談したい方