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第71回“社会を明るくする運動”~生きづらさを包み込むコミュニティづくり~

令和3年,“社会を明るくする運動”(以下,“社明しゃめい”といいます。)は,第71回を迎えます。

今回のテーマは,“#生きづらさを、生きていく。”です。

犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動である“社明”は,犯罪や非行の背景にある生きづらさへの理解と,生きづらさを包み込むコミュニティづくりに取り組んでまいります。

第71回“社会を明るくする運動”広報用ポスター

第71回“社会を明るくする運動”広報用ポスター

“生きづらさ”とコミュニティ,そして持続可能性

SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」社会を目指すという目標は,この令和の時代において,いまだ取り残されている人たちは誰なのか,という問題意識を照らし出します。犯罪や非行が起きた背景を考えるとき,経済的・社会的貧困,虐待やいじめの問題,孤独や孤立の問題,様々なものへの依存の問題等,犯罪や非行をした人たちが,それぞれ何らかの“生きづらさ”を抱えていることがわかります。

しかし,“社明”は,“生きづらさ”を一つの背景として犯罪や非行に至った人が,自らの罪としっかり向き合って立ち直ろうとするとき,例えその“生きづらさ”が消えることはなくとも,人々の絆とコミュニティの力により,「生きづらさを、生きていく」ことができると考えます。その先に,安全・安心な社会があり,そして,そのような社会こそが,サステナブル,持続可能なものではないかと思うのです。

ウェルカムデジタル

毎年7月を強調月間とする“社明”は,今年も各地で広報活動を展開してまいります。コロナの時代にも実施できる広報の在り方に積極的にチャレンジしていきたいと考えています。例えば,強調月間がスタートする7月1日に,お持ちのSNSで,「#社明71」「#生きづらさを、生きていく」と発信していただくことは,“社明”の考え方への共感と応援の声になります。ぜひ,地域の“社明”行事へのご参加,そして,デジタルも活用した“社明”の考え方の発信にご協力ください。

吉本興業との連携~笑いのチカラで社会を明るく~

“社明”は,第66回から,吉本興業ホールディングス株式会社にご協力いただき,盛り上げていただいています。第70回運動では,「よしもと社明アンバサダー」に任命された吉本興業所属のお笑い芸人さんたちに,令和2年7月1日に開催した強調月間のキックオフイベントをはじめとする様々なイベントに登場していただいたり,更生保護ボランティア役として保護観察対象者の立ち直りを支援するショートムービーに出演いただくなど,“社明”の周知にご尽力いただきました。これらの功績から,同社には,令和3年1月26日,法務大臣感謝状が授与されました。

第71回運動においても,吉本興業ホールディングス株式会社にご協力いただき,令和3年7月1日のキックオフイベントをはじめとして,どなたにも楽しんでもらえるような企画を準備しておりますので,どうぞご期待ください。

このコロナの時代に,文字どおり社会を照らし出す明るいメッセージを発信・拡散していくことができますよう,本年も“社明”へのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

第71回“社会を明るくする運動”広報用リーフレット

第71回“社会を明るくする運動”広報用リーフレット