CONTENTS
ヘイトスピーチ解消法施行5年
ヘイトスピーチを知っていますか?
特定の国の出身者であることや,その子孫であることのみを理由に,日本社会から追い出そうとしたり危害を加えたりするなどの一方的な内容の言動のことを,一般的に「ヘイトスピーチ」と呼んでいます。
ヘイトスピーチは,それを見聞きした方々に悲しみや恐怖,絶望感などを抱かせるものであり,また,人々に差別意識を生じさせることになりかねず,決してあってはならないものです。

ヘイトスピーチ解消法の誕生
このような言動をなくすため,平成28年(2016年)に,いわゆるヘイトスピーチ解消法(本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律)が施行されました。
この法律では,本邦外出身者に対する「不当な差別的言動は許されない」との宣言がされており,また,国や地方公共団体は,教育活動や啓発活動を通じてヘイトスピーチ解消の必要性について周知しなければならないことが定められています。
法務省の人権擁護機関では,ヘイトスピーチがあってはならないということを皆さまにご理解いただくために,例えば,「ヘイトスピーチ,許さない。」というポスターの掲示など,様々な活動に取り組んできました。


法務省の取組
法務省の人権擁護機関では,ヘイトスピーチ解消法の施行5年を機に,ポスター・リーフレットやホームページのリニューアル,SNSによる情報発信など,積極的なPR活動を展開しています。街中やインターネットで「ヘイトスピーチ,許さない。」というキャッチフレーズを見かけてご存じの方もいらっしゃると思いますが,ご存じない方も,この機会にぜひ気にかけてみてください。
また,ホームページでは,人権擁護局の職員が,皆さまにヘイトスピーチについてより知っていただくため,定期的にコラムを掲載していますので,ぜひ一度読んでみてください。
人権イメージキャラクター

人KENまもる君 人KENあゆみちゃん

法務省の人権擁護機関では,皆さまお一人お一人に「ヘイトスピーチ,許さない。」という思いを持っていただくことが,ヘイトスピーチをなくすためにとても大切なことだと考えています。民族や国籍等の違いを超え,互いの人権を尊重し合う社会を共に築きましょう。