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記者が行く!
~法務省の新しいキャラクター「トウキツネ」~

【記 者】

皆さま,こんにちは!

今回は,法務省に新しく仲間入りした不動産登記推進イメージキャラクターの「トウキツネ」について,担当者にお話を伺ってきました。

記 者

 トウキツネ,もふもふしていてかわいいですね!でもなぜキツネなのですか?

担当者

 トウキツネは,「登記(トウキ)」と,動物の「キツネ」を掛け合わせて付けられた名前です。なぜ「キツネ」かというと,かわいらしくて親しみやすい動物であるということに加えて,不動産登記制度では土地を一筆,二筆・・・といった形で「筆」という単位を使って数えることから,キツネのしっぽが「筆」のような形をしていることと掛けて,「キツネ」が選ばれました。トウキツネはデザインからイラスト作成まで職員が手掛けたんですよ。

トウキツネ
【チャームポイント】
・大きくてふかふかのしっぽ
・耳や胸元にあしらわれた「登記(トウキ)」の「ト」の字
【特技】
・しっぽを使った習字
※たまに墨汁を付けすぎて飛び散ることも・・・
記 者

 しっぽで字が書けるなんて器用ですね!しかも私より字がきれいです・・・。

 キツネは神社でまつられていたり,昔話でいじわるな役として出てきたりと,私たちにとっては身近な存在ですよね。トウキツネはどのようなキツネなのでしょうか?

担当者

 子どもが大好きで,穏やかな性格をしています。昔話に出てくるキツネとは違って,正直者で,人をばかすことはありません。

 「不動産登記」という,ちょっと一般的にはなじみが少なく,とっつきにくい制度を皆さまに知っていただきたいという熱い思いも胸に秘めています。

記 者

 不動産登記・・・ですか。確かに聞き慣れない言葉ですが,どのような制度なのでしょうか?

担当者

 不動産登記とは,「この土地や建物は自分のものです」ということを公に示すものです。不動産登記と聞くと,「なんだか難しそう・・・」「自分には関係ない・・・」と思う方も多いと思います。

 しかし,相続が起きて土地や建物の所有者が変わっているのに登記がされていないと,誰のものなのかわかりません。その結果,災害からの復旧・復興が進まないといった社会問題(所有者不明土地問題)が起きているんです。

 現在,国内の土地のおよそ22パーセントがこの所有者不明土地といわれています。これは,九州本島の面積と同じくらいで,しかも,年々増えているといわれています。

記 者

 九州と同じですか!?それは大問題ですね。

担当者

 そうですね。そんな問題を解決するために令和3年4月21日に成立した新しい法律のことを広く知っていただくとともに,国民の皆さまにとって実は大きく関わりがある不動産登記制度について,より親しみやすく,皆さまにも身近なものとして捉えていただきたいとの想いから,不動産登記推進イメージキャラクター「トウキツネ」は誕生したのです。

記 者

 トウキツネもこれから忙しくなりますね。今後の活躍に期待します!

 所有者不明土地問題についてもっと知りたいという方は,ぜひ以下のページものぞいてみてくださいね。(「所有者不明」で検索すると,同じウェブサイトが出てきます!)