更生保護を支える人 地域で子どもを育み、大切な思いを受け継いでいく

安佐南地区更生保護女性会

安達 千代美さん

更生保護女性会に入るまで 自分の住む地域に貢献できる場を求めて

市議会議員として4期16年活動をしている時、保護司を務めていた友人に声をかけられたことがきっかけで、保護司になりました。保護司になって1年後、更生保護女性会への誘いがあり、地域の皆さんのお役に立てるのであればと思い、更生保護女性会にも入会しました。

更生保護女性会でのやりがい 地域全体で子どもを育てていく

更生保護女性会の活動として、地域の子どもたちの登下校の見守りや挨拶運動、紙芝居の読み聞かせ、更生保護施設での食事作りの支援などを行っています。紙芝居の読み聞かせに来てくれたお子さんが、翌日偶然顔を合わせて「更生保護のおばちゃんだ!」と気付いてくれた時は、とても嬉しかったです。また、感謝の気持ちを持つ大切さをこどもたちに伝えていきたいと思い、「地域でこどもを育てる」ことを意識しています。私たち自身も、相手を思う「心」と地域への感謝の気持ちを胸に、つながりや「ご縁」を大事にして活動しています。

現在の取り組み 子どもたちに伝えたい思いを紙芝居に乗せて

制作した紙芝居は、食育をテーマにした「おばーの朝ごはん」と、万引きをしてしまう少女の物語、「ミミちゃんのてとてとて」のほか数種類があります。保育園、児童館、放課後児童クラブなどで、腹話術の「のんちゃん」の人形を活用して紙芝居の読み聞かせをしています。地域の力を借りた紙芝居は、こどもたちも興味津々で聞いてくれました。今後も様々なイベントで使用していく予定です。

児童館における紙芝居の読み聞かせの様子

更生保護女性会

地域のことをほっとけない

他の方のインタビュー

  • 宝来 一典さん

    対話を通して、更生への道を後押しする

    保護司

    立ち直りを一番近くで見守る

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  • 安達 千代美さん

    地域で子どもを育み、大切な思いを受け継いでいく

    更生保護女性会員

    地域のことをほっとけない

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  • 橋本 夏希さん

    子どもたちの成長とともに自分たちも学び続ける

    BBS会員

    非行少年の立ち直り支援を行う

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  • 上原 憲太郎さん

    何かあったときに頼ってもらえる存在でありたい

    更生保護施設

    社会復帰のための住まいを提供

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  • 吉岡 正宏さん

    仕事を通じて、立ち直りを支える

    協力雇用主

    『仕事』を通して見守る

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皆さんの
ご参加・ご支援を
お待ちしています

犯罪や非行をした人の立ち直りに向けた取組は、今この瞬間も私たちが暮らす地域の中で行われています。そしてこれらの取組が地域の中で行われていることについて、地域の皆さんに御理解いただくことが、犯罪や非行のない地域づくりの力になります。
この運動を通して、“更生保護”に触れていただき、安全で安心な地域社会の実現のための取組に、皆さんのお力添えをよろしくお願いします。