外部交通担当職員による職場紹介
外部交通担当 勤続33年 50代
受刑者と外部の社会との間のやり取り(外部交通)を担当しています。具体的には、受刑者の手紙の発受の際の検査や、面会の可否の判断などです。
- 仕事の大変な点は?
- あの手この手を使って本来伝達することが許されない内容を、暗号等を用いるなどして伝達しようとする場合があり、あやしいと思うものは、可能な限り調査を尽くすようにしていますが、手紙は多いときで300通以上も来るので、大変です。工場担当や会計課の職員、他施設の外部交通担当職員等と協力し、情報共有体制の構築に努めています。
- 仕事のやりがいは?
- 後方支援的な仕事ですが、受刑者の落ち込みや動揺、怒り等、手紙の文面や面会の様子から読み取った心情の変化を、工場や居室の担当職員に知らせることで、保安事故等の未然防止に貢献でき、大切な役割を任されていると感じます。また、親族を語る者からの手紙が出所者からのものであることを突き止めたときには、出所後の不良交友を食い止め、矯正処遇の実施や社会復帰への支障の回避に貢献できたと感じます。
- 仕事上、ヒヤッとすることはありますか?
- 個人情報の適正な管理が大変です。手紙の誤交付や誤発送がないよう、特に気を付けていますが、同姓同名の者や、区別しがたい外国人の名前などもあるので、複数の職員で処理する体制にして、人為的ミスを防いでいます。
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